「おんちょろちょろ」
瀬田貞二・再話 梶山俊夫・絵
(福音館書店 1970)
瀬田貞二・再話 梶山俊夫・絵
(福音館書店 1970)
道に迷ってしまった男の子は、
ふもとの一軒家に泊めてもらうことになりました。
お寺の小僧さんに間違われた男の子は、
デタラメなお経を唱え始めます。
おんちょろちょろ、でてこられそうろう
おんちょろちょろ、のぞきもうされそうろう
おんちょろちょろ、ささやきもうされそうろう
おんちょろちょろ、ばちあたりそうろう
おんちょろちょろ、でていかれそうろう
男の子のお経を毎日毎晩、
ありがたく唱える じいさんとばあさんの家に、
ある日、泥棒が入り込みます。
(鈴)