「まのいいりょうし(こどものとも年中向き 322号)」
瀬田貞二/再話 赤羽末吉/画
(福音館書店 1973)
むすこの七つの祝いのために、山のものをとってこようと、りょうしは山の池にきます。かもが13羽いたので、しめた!と鉄砲をぶっぱなしますが、さっき取り落として筒が曲がっていたために、たまが千鳥がけにとんで、なんと一発が全部のかもに当たってしまい…
かも→鯉→やまうさぎ→やまどり…という具合に、そのつもりもないのに、次から次に獲物がころがりこむ有り様がユーモラスな、日本の昔話。トントンと進む文体は読んで快く、語りでやってもよいのではと思います。
(学校図書館に所蔵あり E-あ)
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